07 多様なルーツ  多様なルーツの人々をめぐるメディアと日常生活

 

 厚生省の人口動態調査では、新生児の50人に一人は、親が日本国籍×外国籍という組み合わせで、その子どもたちは毎年約2万人ずつ増加しています。そして近年、大坂なおみ選手など多様なルーツの人々の活躍の機会はますます増加し、メディアで報道される機会も増えています。

 しかしその一方で、成功したもの/そうでないものとの線引きを彷彿とさせるような語りもよく聞かれるようになりました。さらに、活躍する人々はその一部で、現実にはごく普通の日常生活を暮らしている人が大半です。そこで、メディアの取り上げられ方と日常生活との乖離や、多様性を切り取るようなメディアの手つきについて報告・ディスカッションします。

 

 

<報告>

1.参加者の自己紹介

2.問題提起(下地 ローレンス吉孝)

 「近年の多様なルーツの人々をめぐるメディア報道について」

3.ディスカッション

4.報告(ケイン樹里安)

 「多様なルーツの人々とメディア空間」

5.ディスカッション

 メンバー

・ケイン樹里安さん(非常勤講師、大阪市立大学都市文化研究センター研究員)

・小林俊一郎さん(AEQUITASメンバー)

・セシリア久子さん(HAFUTALK共同代表)

・池間昌人さん(NHKアナウンサー)

・エバデ・ダン愛琳さん(ドイツにて大学院在学中)

・下地ローレンス吉孝(非常勤講師、上智大学グローバルコンサーン研究所職員)